Z世代、アルファ世代って、なに? 若者のインターネット利用実態
この記事のサマリー
- インターネット利用時間は、コロナ禍によって急激に伸びた
- 10代、20代では「ソーシャルメディアを見る・書く」といった利用が多い
- 現在では「SNSにアカウントがない企業は、存在しないことと同じ」という時代
目次
実態1:インターネット利用の平均利用時間は20歳代が最も長い
インターネット利用の一日の平均利用時間は年々増加しています。2020年2月以降は、コロナ禍によって利用時間が急激に伸びました。
年齢層としては、20代の利用時間が最も長く、250分を超えています。次いで10代は200分を、30代は150分を超えています。ほとんどの年齢層で、2020年度に急増したことが、以下のグラフからわかります。
実態2:若者はSNSや動画サービスの利用時間がとても長い
10代、20代では、「ソーシャルメディアを見る・書く」(10代で72.3分、20代で84.6分)、「動画投稿・共有サービスを見る」(10代で84.6分、73.8分)の利用時間が圧倒的に長い状況です。
お子さんのいる親御さんであれば、よくご存知かと思いますが、友だちとオンラインゲームをしながら、同時にタブレットやスマートフォンでYouTube動画を見る、というスタイルも珍しくなく、インターネットメディアへの接触時間は以前とは比べ物にならないくらい増えています。
なお、40代から60代までは、「メールを読む・書く」の利用目的が最も長くなっています。個人的にはメールよりもチャット(Slack、Chatworkなど)やメッセンジャーを使う時間のほうが長いのですが、とにかく世代によって利用目的が異なることがわかります。
このことから、特に若者向けの製品やサービスを扱う企業には、SNSの活用はもちろん、動画コンテンツの配信が望まれることがわかります。
たとえば、TikTokで有名になったタクシー会社に、横浜市の「三和交通」があります。社員のみなさんが面白い動画を頻繁にアップすることで話題となり、有名人や有名企業とコラボするまでになっています。
TikTok「三和交通」
https://www.tiktok.com/@sanwakotsu
ここまでになるのはむずかしいとはいえ、InstagramやTwitterへの写真や動画の投稿であれば、できる企業が多いはずです。また、YouTubeアカウントを開設し、製品やサービスの紹介動画や説明動画を配信するのも、消費者にリーチするのに役立つでしょう。
実態3:若者こそインターネットで買い物をする
インターネットで買い物をするのはコワい......。そんな意見は、今や昔。若者こそインターネットで積極的に買い物をしています。
さすがに、可処分所得が増えてくる30代の支出額が最も多いとはいえ、20代は40代と同じくらい、年間25,000円以上を支出しています。月にして2,000円以上です。
実は、この調査では「意識してインターネットで買ってはいないけれど、実際はインターネットで買ったもの」の金額は集計されていないものもありそうです。
たとえば、子どものNintendo Switchのソフトをダウンロード購入した金額、大人のクラウドサービスやスマホアプリの月額費用(サブスクリプション)などです。
これらを合計すれば、2倍または3倍にはなる、というのが個人的な意見です。
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以上、若者のインターネット利用実態に関する3つのデータを見てみました。
ひと昔前までは、「ウェブサイトがない企業は、存在しないことと同じ」といわれました。さらに、現在では「SNSにアカウントがない企業は、存在しないことと同じ」という時代になっています。
また、「それはB2C企業だけでしょう?」とお感じになった方も、「新卒採用」の切り口から考えた場合はどうでしょうか。対象となる若者は、SNSで御社の情報を探しているかもしれません。つまり、全社的にさまざまなコンテンツをSNSで発信する、ということではなく、「新卒採用」という目的特化型で発信する方法もあるのです。
ぜひ、今回のメルマガを社内で共有いただき、「若者にアプローチするために、今できることは何か」を考えていただければ幸いです。
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