iOS 18で追加される5つの注目機能
この記事のサマリー
- Apple独自のAI「Apple Intelligence」が搭載
- ホーム画面のアイコンを自由に配置可能
- AirPodsの操作性が向上
目次
1. 独自のAI「Apple Intelligence」
iOS 18の注目機能として、Apple独自のAI「Apple Intelligence」が搭載されます。
Apple Intelligenceによって、次のようなことが実現できます。
Siriの向上
言語学習によって自然な言語を理解できるようになるため、Siriの音声アシスタントとしての機能が向上します。
Siriをはじめ音声アシスタントに指示するには、コツが必要でした。質問に対して、しばしば「すみません、何を言っているのかわかりません」と返答されることがありましたが、
新しいAIでは、多少の言い間違いやあいまいな表現でも理解できるようです。また、連続した質問にも適切に答えてくれることが期待できます。
テキスト生成
電話アプリから録音を行い、メモアプリで自動文字起こしや内容の要約までできるようになります。電話アプリの録音時には、録音を始める旨が相手へ通知されるしくみになるようです。
また、文章校正ツールが追加されます。テキストとして入力した文章の文法や単語の正確性チェックだけにとどまらず、文章の要約やユーモアをもった言い回しの提案まで行ってくれるとのことです。
画像生成
メッセージやメモから画像やオリジナル絵文字「Genmoji」を生成できるようになります。
また、写真アプリの編集機能が強化され、写真をより細かく補正したり、人や物体を消したりできるようになります。画像編集にもSiriが有効になり、「この画像を明るくして」といった音声指示もできるようです。
さらに、連絡先の人物を認識して写真を見つけやすいようにグループ化できるため、「バスケットボールをプレイしているタカシの写真を探して」といった感じで、より自然な言葉で写真を探せるようになります。
なお、iPhoneでApple Intelligenceを利用するには、iPhone15 Pro以上の端末が必要です。
2. ホーム画面を自由にカスタマイズ
これまではアプリアイコンやウィジェットを上から順番に配置するしかありませんでしたが、iOS 18では好きな場所に配置できます。
たとえば、手が小さい人が片手で操作している際、画面の上のほうのアイコンに指が届きにくいことがあるでしょう。人物写真を壁紙にしている人は、アイコンを顔の上に置きたくないかもしれません。こういったケースで、アイコンを好きな場所に配置できるメリットが大きいはずです。
また、アイコンの色味を変更できるようになるので、壁紙とアイコンの色味を統一したい人にもうれしい機能です。
3. パスワードアプリが追加
iOS 18ではApple純正のパスワードアプリが追加されます。
macOSなど他のApple製品とシームレスに同期できるのはもちろん、WindowsからはiCloudアプリでアクセスできます。
サードパーティ製のパスワードアプリを使っていた人も、Appleのパスワードアプリに乗り換える人が増えそうです。
4. ゲームモードでパフォーマンスが向上
ゲームモードが追加され、AirPodsのオーディオの遅延が少なくなり、コントローラーの反応が向上します。
バックグラウンドアクティビティを最小限に抑えて、高フレームレートを維持するので、長時間ゲームプレイを楽しめます。
5. AirPodsの操作性が向上
iPhoneではワイヤレスヘッドホンに「AirPods Pro」をお使いの方も多いでしょう。
AirPods Pro(第2世代)では、装着時に「はい」ならうなずく、「いいえ」なら首を横に振るだけで、Siriに応答できるようになります。公共交通機関で移動中や、赤ちゃんを寝かしつけているときでも、声を出さずにSiriを操作できます。
また、AirPods Proに「声を分離」が追加されます。これはiPhoneでは搭載済みの機能で、周囲の雑音が大きい場所や風の強い状況でも、通話品質が向上します。
以上、iOS 18で追加される5つの注目機能を解説しました。
スマートフォンはすでに十分な機能を備えており、これ以上の発展は望めないかと思いきや、iOS 18ではUX(ユーザー体験)を向上させるさまざまな機能が追加されます。
iPhoneユーザーの方は、9月20日ごろに登場する正式版を期待しましょう。
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