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2023年は、きっとこうなる! ウェブデザイントレンド4選
この記事のサマリー
- デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法
- 疑似体験ができるようなウェブデザイン、大胆なタイポグラフィ
- To Be「なりたい姿」を示す
目次
今回は「ウェブデザイン」の観点から、2023年にキャッチアップしたいトレンドを4つご紹介します。
トレンド1:インクルーシブデザイン
日本は長らく少子高齢化の状況にあります。現在、65歳以上の人口は約30%。2025年には約800万人の「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となり、高齢化がますます顕著となります。
今後、製品・サービスの展開を考える際、高齢者をしっかりと想定する必要性が増していきます。また、国内の外国人向けのアプローチも重要となってくるでしょう。
インクルーシブデザインとは、「高齢者、障がい者、外国人など、従来、デザインプロセスから除外されてきた多様な人々を、デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法」を指します。
インクルーシブデザインの実例として、多様な肌の色に対応した「バンドエイド(R)」がよく話題にあがります。傷を癒すという機能性に加えて、身に着けるものとして「デザイン」の多様化が注目されました。
ウェブデザインでも、インクルーシブデザインはまさに必須の発想となります。
トレンド2:強い没入感
コロナ禍の影響は、実はウェブデザインにもあらわれています。
旅行などが自由にできない分、ダイナミックな写真や演出によって、疑似体験ができるようなウェブデザインが求められているのです。
観光サイトや旅行サイトではなく、通常の事業会社のサイトであっても、「強い没入感を生み出すデザイン」を目指しましょう。
就転職希望者、取引先、投資家など、その会社に興味のある人が、ウェブサイトを通じて疑似体験ができることで、魅力的に感じてくれるからです。
トレンド3:大胆なタイポグラフィ
大きく生き生きとしたタイポグラフィ(文字のデザイン)で見る人を引きつけることが、ウェブデザインの大きなトレンドです。
どの会社でもウェブサイトを持つことが当たり前になった現在、見た人に強い印象を残さないと、その存在をすぐに忘れられてしまいます。
文字というメッセージにデザインを組み合わせられる「タイポグラフィ」こそ、見たときのインパクトに大きく影響します。「少し過剰かな?」と感じるくらいの大胆なタイポグラフィで、見た人に強い印象を与えましょう。
トレンド4:As IsよりもTo Beを示す
As Isは「現在の姿」、To Beは「なりたい姿」。ウェブデザインで大切なのは「As IsよりもTo Beを示すこと」です。
消費者は、その会社に「To Be」を求め、一緒に成長することを願っています。ウェブコンテンツやSNSの投稿で「現状はこうです」という情報を得るだけでは、消費者は満足しません。
会社全体や製品・サービスのビジョンを明確にし、「To Be」の発想でコンテンツやデザインを考えましょう。なかなか思いつかないという方は、SDGsやサステナビリティなどの切り口を活用すると、さまざまな表現が見つかるはずです。
以上、ウェブデザインのトレンドを4つお伝えしました。
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