Google検索がウェブサイトに求めるもの E-E-A-Tとは何か?

SEO

この記事のサマリー

  • SEO(検索エンジン最適化)では、特にGoogleの動向をウォッチすることが大切
  • Googleの「検索品質評価ガイドライン」では、ページ品質の評価基準として「E-E-A-T」が掲げられている
  • Experience(経験・体験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trust(信頼性)

目次

SEO(検索エンジン最適化)では、特にGoogleの動向をウォッチすることが大切です。なぜなら、日本ではGoogleの検索シェアが95%前後(Yahoo!検索も裏側のシステムにはGoogleを使っています)、世界的にも85%前後と、圧倒的なシェアを誇っているからです。

したがって、Googleがウェブサイトに何を求めているのか、どのような点に注意してウェブサイトを運営すればよいのかを、きちんと把握しておくことが大切です。

Googleの「検索品質評価ガイドライン」では、ページ品質の評価基準として「E-E-A-T」が掲げられています。
これは、
・Experience(経験・体験)
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trust(信頼性)
の頭文字を組み合わせたものです(Experienceは2022年12月に追加されたもので、それまではE-A-Tの組み合わせでした)。

これら4つの関係性は、次の図のとおりです。Experience(経験・体験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)を高めることが、最終的にTrust(信頼性)の向上につながる、ということになります。それでは、E-E-A-Tそれぞれについて、詳しく見ていきましょう。


引用元:Google検索品質評価ガイドライン「General Guidelines」


E-E-A-Tの1:
Experience(経験・体験)

あるページについて、その制作者や執筆者が、内容を書くのに必要な経験を備えているかを考えましょう。その内容について経験豊富な人が関わることで、信頼に足る内容にできます。

たとえば、製品を実際に使用したことがある人の紹介文と、単に情報だけを元にした紹介文では、どちらのほうが信頼性が高いでしょうか?

すべてのページを経験者が執筆するのが難しい場合も、下書きの段階で経験者のチェックや校正を依頼するなど、できるだけリアルな経験・体験を内容に取り入れることが大切です。

E-E-A-Tの2:
Expertise(専門性)

ページの制作者や執筆者が、必要な知識やスキルを備えているかを考えましょう。法律関係であれば弁護士や司法書士、会計や税務であれば会計士や税理士、医療であれば医師など、世の中には非常にさまざま専門分野があり、数多くの専門家がいます。

こちらも、Experience(経験・体験)と同じく、すべてのページを専門家が執筆するのは難しいとしても、チェックや監修を依頼することで、内容の正確性を確保することをおすすめします。

E-E-A-Tの3:
Authoritativeness(権威性)

ウェブサイト全体として、またページの制作者や執筆者が、その話題について信頼性のある情報源として知られているかを考えましょう。

話題によっては、公式と呼べるような権威あるウェブサイトやページは存在しませんが、政府や行政に関する情報は公官庁や地方自治体が、ある製品やサービスの情報はその提供元の企業が、というように、公式情報を公開しているウェブサイトが存在する場合があります。

また、あるイベントについてタイムリーな情報を知りたい場合、イベント運営者から発せられるSNS投稿が権威ある情報となることもあります。

用語や固有名詞については、圧倒的に「Wikipedia」が強く、検索結果で1位や2位に表示されるケースが多いことはご存知の方が多いでしょう。これは、多くの用語について、Wikipedia以上に詳細で、信頼性に足る情報を提供しているページがない(と、Google検索が判断している)からであり、いわば「辞書」としての権威が極めて高いのがWikipediaといえます。

用語レベルではWikipediaを超えることは難しくても、ある話題について、経験・体験が含まれており、専門性が高いページであれば、検索結果での上位表示は十分に可能であり、その積み重ねが権威性を高めることにもつながります。

E-E-A-Tの4:
Trust(信頼性)

E-E-A-Tの中でもっとも重要な要素とされるのが、Trust(信頼性)です。信頼性のないページは、どれだけ経験や専門知識が豊富で、権威があるように見えても、E-E-A-Tは低いといわざるをえません。

たとえば、公序良俗に反する情報、犯罪をうながすような情報は、いくら内容が充実していても、信頼性が低いものとして扱われます。

ここまで極端ではなくても、

  • インターネットショップは、安全な決済システムと、十分なカスタマーサービスが必要
  • 製品やサービスのレビューは、ほかの人が購買を決定をするのに役立つものであるべき(製品を売るためだけに書かれたレビューではダメ)
  • 生命や財産に影響するテーマ(Your Money Your Lifr、略して「YMYL」)では、人びとや社会に害を及ぼさないように、いっそうの正確さが求められる

といった点を考慮し、ページを制作する必要があります。

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以上、Google検索がウェブサイトに求めるものとして、「E-E-A-T」を解説しました。

専門用語が多く、少し難しく感じた方も、「自分の生活の中で、信頼できる情報をどのように選別しているのか」といえば、

  • 友だちの体験談や推薦(経験・体験)
  • その道に詳しい人の意見(専門性)
  • 世間で広く知られている人の意見(権威性)

といったことを頼りにしているはずです。

ウェブサイトのページづくりでも、あまり複雑に考える必要はなく、「自分(自分たち)だったら、これは信頼できる」「他人に胸を張って薦められる」という内容にすることを目標にしましょう。

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