5つのニュースから今年を振り返る! 2023年のウェブ関連ニュース5選

この記事のサマリー

  • 2023年の5つのウェブ関連ニュースを振り返ろう

目次

2023年も最後の月、12月に入りました。
今回は、今年のウェブ関連ニュースを5つご紹介。
一緒に今年を振り返ってみましょう!

第5位 Twitterが「X」に改名

4月、テスラのイーロン・マスクがTwitterを買収し、「X(エックス)」という名前に改名しました。

投稿に含まれる競合SNS(InstagramやFacebookなど)のURLに意図的な速度制限をかけており、ユーザー体験を損なっていることが判明するなど、イーロン・マスク体制になって以降、何かと悪評が聞かれるようになりました。

ほかにも、一部地域(現在はニュージーランドとフィリピン)での新規アカウント登録や投稿を行う場合には年1ドルを必要とする「少額課金プラン」(Not A Bot)を10月17日から開始したりと、ユーザーにとっては有り難くない試みを行っています。

さらに、課金ユーザーの優先表示を利用して、バズっている投稿に営利目的と思われる無関係の広告を表示するなど、Xの「無法地帯化」に警鐘が鳴らされています。

日本ではXに代わるサービスがほぼないので、ひとりのユーザーとしては使い続けるしかありませんが、引き続きXの動向には注目しておきましょう。

ちなみに、FacebookやInstagramを運営するMetaが、7月に新しいSNS「Threads(スレッズ)」をリリースしました。Instagramのアカウントを使ってログインでき、最大500文字のテキストや写真が投稿できるサービスです。

日本ではあまり話題になっていませんが、一応、覚えておきましょう。

第4位 新しい騙しの手口「ダークパターン」が話題に

ウェブやアプリを利用しているとき、「無料トライアルだと思っていたら、定期購入になっていた」「3,000円で購入できると思ったら、よくわからない手数料が加算されて6,000円になっていた」という経験はありませんか?

ダークパターンとは「ユーザーが無意識に不利な行動を取るように設計された、悪意のあるデザイン」を指します。2010年にUX(ユーザー体験)デザイナーのハリー・ブリグナル氏が開設したサイト「DARK PATTERNS」によってこの言葉が使われはじめましたが、日本では今年になって一気に広まった印象です。

個人的に、日本製のサービスやアプリでは上記のような経験はほとんどありませんが、海外製ではよくあります。たとえば、無料だと思ってダウンロードしたアプリが、結局は有料プランにしないと使えなかったり、かなりしつこく有料プランに誘導されたり、といったことです。

みなさん自身はもちろん、ご家族など周りの方が「ダークパターン」にはまらないようにご注意ください。

第3位 Google アナリティクスが「GA4」に

7月1日を境に、Google アナリティクスが旧来のUA(ユニバーサルアナリティクス)からGA4(第4世代GA)に刷新されました。

UAでは「セッション」と「ページビュー」をもとにデータを計測・表示していましたが、GA4では「ユーザー」と「イベント」(ページビューだけでなく、クリックやスクロールなども)を計測し、さまざまなデータを算出します。

管理画面や標準で見られるレポートが大きく変わったため、戸惑っている方もいらっしゃるでしょう。実はプロの中でも、GA4の見方や扱い方に困っている人が少なくありません。

GA4はまだ発展途上であり、これからも改善が続けられます。継続的にキャッチアップしていきましょう。

第2位 インターネット広告費が4年連続でテレビ超え

2月、電通「2022年(令和4年)日本の広告費」が発表されました。

インターネット広告市場規模は2014年に1兆円を、2019年に2兆円を超えて以降、2022年には3兆912億円に達し、広告市場の43.5%を占めています。対前年比は114.3%であり、20年近くにわたって高い伸び率を維持しています。

驚異的に成長するインターネットは、2004年にラジオの、2007年には雑誌の、2009年には新聞の、そして2019年にはついにテレビの広告市場規模を超えました。

それ以降、4年連続でテレビ超えを達成しているだけでなく、四マス媒体をすべて足した額よりも、インターネット広告費のほうが多い状況となっています。

第1位 ChatGPTが日本でもブームに

このメルマガでも二度にわたってお伝えした「ChatGPT」が、日本でもブームになっています。今年の新語・流行語大賞のトップ10にも「生成AI」がランクイン。これはChatGPTによるところが大きいでしょう。

2月には有料プラン「ChatGPT Plus」が発表。最新の「GPT-4」が使える、サービス開発に組み合わせられるなど、ビジネスでの活用が広がっています。

5月にはiPhone向けアプリ、7月にはAndroid向けアプリもリリース。これらスマホアプリには、同じくOpenAIが開発している音声認識システム「Whisper」が搭載されており、音声入力が可能です。ぜひ使ってみてください。

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以上、今年のウェブ関連ニュースを5つご紹介しました。
年末年始の家族団らんの際、身近な話題としてぜひお役立てください。

今年一年、本メルマガをお読みいただき、ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

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