ウェブ会議に使えるサービス5選。アフターコロナでもDXを加速しよう
この記事のサマリー
- ウェブ会議によって、DX(Digital Transformation)がますます加速する
- Zoom、Skype、Google Meet、Webex、Wherebyが代表的なサービス
- 発展型として、インサイドセールスのためにウェビナーを活用する企業も
目次
テレワーク(リモートワーク)を推奨する企業が増える中、打ち合わせや会議をオンラインで、つまり「ウェブ会議」として実施するケースが急増しています。
また、DX(Digital Transformation、デジタルトランスフォーメーション)といわれるデジタル革命が、個々の企業にも求められるようになっています。今後も従来型の会議の一部をオンラインで実施することが当たり前になるでしょう。
これまでウェブ会議を積極的に行ってきた経験から、おすすめのサービス5つをご紹介します。なお、多くのサービスに有料プランがありますが、気軽にはじめられる無料版を中心に解説します。
1. Zoom
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
ウェブ会議の代名詞的な、非常に利用者の多いサービスです。オンライン会議やウェビナー(ウェブセミナー)のためのツールとして、広く利用されています。
Zoomには次のような特徴があります。
- 利用開始には登録とアプリのインストールが必要
- 参加者もアプリのインストールが必要(登録は不要)
- 100人まで接続可能
- 時間制限は無料版では40分まで(それ以上は有料プランが必要、1対1では制限なし)
- 画面共有が可能
- チャット機能あり
- 録画可能(無料版では40分まで)
- スマートフォンなどモバイルでの利用が可能(アプリが必要)
無料版には40分の時間制限があります。長時間の会議を行いたい場合やクラウド保存を行いたい場合は、有料プランの利用を検討しましょう。
なお、Zoomには肌をきれいに見せる「ビデオフィルタ」という機能(美肌機能)があります。アプリの立ち上げ画面の「設定(歯車アイコン)」を開き、「ビデオ」の中の「ビデオフィルタを適用する」にチェックを入れましょう。特に女性で、化粧をせずに参加したい人に効果的ですが、男性も少し若返ったように見えるので、チェックを入れておくのがおすすめです。
2. Skype
SkypeはZoomが登場する以前から使われているサービスで、2004年に正式リリースされたあと、2011年にマイクロソフトに買収されたことでも話題になりました。現在、ウェブ会議のためのツールとして広く使われています。
だいぶ前にSkypeを使ったことがある人は、接続の不安定さや操作性について悪い印象を持っているかもしれません。しかし、ここ数年でだいぶ改善され、非常に使いやすいサービスになりました。
Skypeには次のような特徴があります。
- 利用開始には登録とアプリのインストールが必要
- 参加者も登録とアプリのインストールが必要
- 50人まで接続可能
- 時間制限は4時間まで(1通話あたり。1日最長10時間まで)
- 画面共有が可能
- チャット機能あり
- 録画可能
- スマートフォンなどモバイルでの利用が可能(アプリが必要)
- 電話機との国際通話には月額プランの契約が必要
Skypeには「背景をぼかす」機能があるので、家族が後ろを頻繁に通ったりする人は、オンにしておくとよいでしょう。また、あまり使う機会はありませんが、通話やチャットのリアルタイム翻訳機能もあります。
3. Google Meet
Google社が提供するG Suite利用者向けのオンライン会議サービスです。ほかのサービスのほとんどが専用のアプリを必要としますが、Google Meetはブラウザだけで動作するのが大きなメリットです。
Google Meetには次のような特徴があります。
- G Suite利用者向けのサービス
- 参加者はブラウザ(またはアプリ)で参加できる(Google アカウントに登録していない人も可)
- 参加者にはURLを知らせてアクセスしてもらうだけ(Google アカウントからの招待も可)
- 100人以上が接続可能(G Suiteの契約プランによって異なる)
- 時間制限なし
- 画面共有が可能
- チャット機能あり
- 録画可能
- スマートフォンなどモバイルでの利用が可能(アプリが必要)
なお、無料版のサービスとして「Google ハングアウト」があります。参加者全員がGoogle アカウントを必要とすること、25人まで接続可能、録画は不可などの違いがありますが、ウェブ会議を気軽に実施したい場合は、Google ハングアウトの利用も検討してみてください。
4. Webex
Cisco Systems社が提供するオンライン会議サービスです。Zoomはもともと、このWebexの開発陣が2011年に独立して生まれた経緯があり、操作感もZoomと似ています。
Webexには次のような特徴があります。
- 利用開始には登録とアプリのインストールが必要
- 参加者もアプリのインストールが必要(パスワードなしの会議の場合、登録は不要)
- 100人まで接続可能
- 時間制限なし(1会議あたり24時間。回数無制限)
- 画面共有が可能
- チャット機能あり
- 録画可能
- スマートフォンなどモバイルでの利用が可能(アプリが必要)
特に、Zoomの無料プランでは40分の時間制限がネックとなりますが、Webexには時間制限がないのが強み。さらに、録画機能も使えるのがメリットです。
5. Whereby
パソコンやスマートフォン、タブレットでオンライン会議ができるサービスです。2013年にノルウェーの通信会社Telenorが開発。数年は「appear.in」という名前でしたが、2017年にVideonor社の傘下になり、「Whereby」という名前に変わりました。
Google Meetと同様、ブラウザだけで動作するのが大きな特徴です。
Wherebyの特徴をまとめると、次のとおりです。
- アカウント開設が簡単
- 参加者はブラウザ(またはアプリ)さえあれば利用可能
- 参加者にはURLを知らせてアクセスしてもらうだけ
- 1ルーム4人まで接続可能(有料プランのProでは3ルーム12人まで)
- 時間制限なし
- 画面共有が可能
- チャット機能あり
- 録画は不可(有料プランでは可能)
- スマートフォンなどモバイルでの利用が可能(アプリが必要)
数人の打ち合わせや会議であれば、必要十分な機能を備えています。参加者にURLを知らせてブラウザでアクセスしてもらうだけなので、スムーズに実施できること、会社支給のパソコンなどでアプリを勝手にインストールできない場合も、ブラウザだけあれば済むことがメリットです。
なお、無料版では1ルーム4人までが接続できますが、5人以上でミーティングをしたい場合や録画機能を使いたい場合は、有料プランか他のサービスの利用を検討しましょう。
まとめ
以上、5つのウェブ会議向けサービスを紹介しました。
ウェブ会議の発展型として、インサイドセールスのためにウェビナー(ウェブセミナー)の活用する企業も増えています。リアルのセミナーよりも運営コストや集客コストを格段に低く抑えられること、計画から実施までのスピーディに進められること、少人数から大人数まで柔軟に対応できることが、ウェビナーの大きなメリットです。
アフターコロナやポストコロナの時代でも、ウェブ会議やウェビナーというスタイルがますます普及していくでしょう。そもそも、国土の広い国や共通の言語を扱う地域では、すでにウェビナーが広く行われており、リアルのセミナーとウェビナーの併用(同時配信)なども盛んです。
この記事が、ウェブ会議やウェビナーの活用によってDXを推進するきっかけになれば幸いです。
無料ダウンロードDownloads for Free
あなたに役立つ資料を無料でダウンロード!
ホームページ制作やマーケティングに関する資料です。
ぜひご活用ください。